スタイリッシュな和の世界の表現に納得。

18世紀に奈良からきら兄弟僧侶の弟・順応がろうそく作りを始めたのが起源とされる「和ろうそく」。江戸時代を発祥とする祭礼時に民家の軒先につるす『献燈』提灯から生まれた「提灯」・・・。飛騨・高山を照らす灯りの文化には匠の技がしっかりと息づいています。また、独自の伝統技をさまざまな形で再現する物づくりもさかんで、その確かな技術も人気を博しています。
 提灯
竹ヒゴで作った骨組みに和紙を貼り付け、油を丁寧に上塗りして仕上げられた提灯。飛騨の祭礼の必需品である。
(高山市・古川町)
 和ろうそく
ハゼの実で作ったロウをイ草の灯芯に丹念に塗り重ねた技の極致。消えにくく煤も出ず、ロウの流れも少なく長持ちする。
(古川町)

 屋台模型
この地の匠の技を結集して作りあげた高山祭りの絢爛豪華な山車。その高山の誇りともいえる屋台をそのまま精密な模型に再現したもの。

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